大きな観光地は、「ストリートビュー」より「オリジナルVRツアー」
事例検証:オリジナルVRツアーとストリートビュー
先日、立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)のVRツアーが公開されました。
とてもわかりやすく美しい360度画像によるツアーで、立山黒部アルペンルートの全体像を掴むことが出来ます。
改めて、このような大きな規模の観光地にはオリジナルのVRツアーがGoogleストリートビューより適していると感じました。
では大きな観光地のVRツアーにおいて、オリジナルのVRツアーとGoogleストリートビューではどこがどう違うのか検証してみたいと思います。
ゴールである360度画像は同じ
まずは、実際にそれぞれを比べてみて下さい。

オリジナルVRツアーの立山頂上へのリンク(別ウィンドウで開きます)

Googleストリートビューの立山頂上へのリンク(別ウィンドウで開きます)
メインである立山頂上の360度画像は、どちらが適しているとも言えません。
しかし、両者はスタートが決定的に違います。
そしてメインに辿り着く過程も全く異なります。
スタートからゴールまでの過程で伝える全体像
この立山黒部アルペンルートのVRツアーは、下記の画面でスタートします。そして、PANORAMAボタンをクリックすると、VRツアーの全体像画面に移ります。


このように、全体像をまず見せてから、それぞれの場所の360度画像を選べる仕組みになっています。
一方、Googleストリートビューでは、例えば「立山黒部アルペンルート」と検索したとします。すると下記のようなざっくりした地図を提示され、更にストリートビュー表示にしても、あまり全体像が掴めないので、どこを見てよいか迷ってしまいます。


乱立するマイビジネスとユーザー投稿による撹乱
さらに、Googleマップでは、大きな観光地となると、その中に多くのGoogleマイビジネスとユーザーによるGoogleストリートビューが乱立しています。
例えば、この2つのストリートビューは、同じ立山頂上なのに、違うマイビジネスに紐付けられています。


このように、マイビジネスが複数存在する観光地では、ユーザーどう検索するかによって結果が変わってくるので、アピールしたい側が見せたいものをコントロール出来ません。
やはり、全体像の表示と見せたいものをコントロールできるVRツアーが、興味を持ってくれたユーザーに親切かつ的確に魅力を伝えることが出来ると言えます。


このように、ユーザーにとって全体像を掴みやすく、かつ見せて側の見せたいものをコントロールして見せれる点で、大きな観光地の場合はオリジナルVRツアーが適していると言えます。
まとめ
Googleストリートビューは、小規模の店舗や施設などでは直感的に全体像も把握でき、かつGoogleマイビジネスにも連動するのでとても効果的と思われますが、規模の大きな施設や観光地などでは、あまり適しているとは言えません。
もちろん、Googleユーザーにアピールできる場所なので、ストリートビューを導入しないより絶対した方が良いと思います。
ただ、複数のGoogleマイビジネスを含んでいるような大きな観光地や全体像の掴みにくい施設は、オリジナルVRツアーの導入がユーザーへのアピールにはとても効果的だと思います。
また、他にもオリジナルVRツアーのメリットはたくさんあります。
オリジナルVRツアーのことで質問や相談があれば、ヒラガナ360までお気軽にお問い合わせ下さい!